家づくりを検討しているお客様への提案時、まず大切なのは“間取りやデザインに要望がきちんと盛り込まれているか”ですが、次にそれを提案する方法が大切です。建築CGパースが主流になってきていますが、住宅こそ、手書きで温かみのあるイメージパースでの提案がお客様の心に響きます。初回の商談で確実に興味を引くための住宅営業のためのプレゼンテーションの提案方法についてご紹介します。
手書き内観パースの魅力
手書きパースの魅力は、なんといってもやわらかな印象でしあげられるということ。建築CGパースでも手書きタッチに仕上げる方法はありますが、本物の手書きに比べたらまったく同じにはなりません。それでももちろんいいと思います。
しかし建築CGパースで、細かなデザインやお客様が好みの家具、照明器具、インテリア雑貨、植物、色、柄、ライフスタイルを表現するようなグッズを表現するには限界があります。その点、手書きなら再現するのは簡単です。書き手次第 でいかようにも仕上げることができるから。
この“お客様の好みを反映できるかどうか”という点は、家づくりをするお客様の心に響くものです。実際、家づくりの打ち合わせ時に「この照明を使いたいと思っていたの、どうしてわかったんですか?」や、「こんな感じのインテリアにしたかった!」という言葉を何度も耳にしてきました。そんな声を聞くたびに、『あぁ、この仕事をやっててよかった・・・』と思ったものです。
何かひとつでも「お!」と思って頂けるものがあれば、その後の打ち合わせはとてもスムースに進みます。「この人なら、この会社なら自分たちのイメージをカタチにしてくれそう…」という気持ちを持って頂けるかどうか、それが大切ですよね。しかも、早い段階でそう思ってもらうことがさらに大事。
ですから私は、細かな部分までお客様の要望を反映することができる手書きをオススメします!
インテリアコーディネートを提案
前述したとおり、手書きの良さは、細かな書込みが自在にできることころ。コーディネイトも思い通りにできるので、お客様の好みに近いインテリア雑誌などを参考に、おしゃれに仕上げることができるので、腕の見せ所でもあったりします。
例えば、ここ数年流行っているBrooklynスタイルや、西海岸スタイルのインテリアなども家具の書込みや色使いでCGよりも臨機応変につくれます。
▼ブルックリンスタイル
▼西海岸スタイル(カリフォルニアスタイル)
▼ミッドセンチュリー風?ナチュラルテイストなら
提案プレゼンはストーリー仕立てに
せっかく手書きしたパースをただ図面枠にはめこんで提出するだけではとてももったいないことです。
プレゼンテーション資料として、ストーリー仕立てで、一貫性のある見せ方ができるとさらにグググっとお客様を胸熱にできるのではないでしょうか。
例えば・・・
1.表紙(提案する家のイメージにあったデザインやイメージ画像を入れる)
2.プロローグ(お客様だに向けたメッセージと家のタイトル&コンセプト)
3.平面図(手描き平面または通常の図面に見どころを引出線で書き込む)
4.外観パース(アプローチや駐車場のイメージ含む)
5.内観パース(家具・照明の提案含む)
6.仕様一覧
7.裏表紙
▼プレゼン制作事例(一部抜粋)
このような感じで、ここまで提案ができるとお客様にも想いや熱量が伝わるのではないかと思います。「ここまで考えて作ってくれたんだ・・」という想いを持って頂けたら嬉しいですが、そこまで望むのは贅沢?でしょうか・・^^;
しかしながら、ここまでの作り込みをするためにはお客様からの聞き取りもそれなりにしていないと反映できませんので、間取りを作る前のヒアリングがとても大切なポイントです。聞き過ぎなくらいでもいいかもしれませんね。
例えば、よく読む雑誌やよく買う洋服屋さん、雑貨屋さんなど、どんなテイストのものが好きなのかの参考になります。
まとめ
住宅の提案をする際に、平面図や立面図とCGだけの提案でしたら、ぜひプレゼンをストーリー仕立てにして作ってみるのもいいですよ!「人は、ストーリー性のあるものに惹かれる」と云われていますので、ぜひ一度自社の提案方法を見直してみてはいかがでしょうか。
その上で手書きのパースや間取り図などを付け加えられるなら書いたほうが断然いいと思います。
貴社の家づくりに合わせてプレゼンテーション資料の作成も行っていますのでぜひお気軽にお問合せください。
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