写真やCGパースをトレースしてバージョンUP!

最近、このようなご質問を頂きました。

【質問】「外観写真をトレースして、リフォームの提案をしたいのですが、可能ですか?」

【答え】「できます!

できます!!というか、私は結構この手法を使ってきた身です…。
ということで、今回はこのトレースの手法について少しご紹介したいと思います。いや待て待て…「この手法を書いてしまったら私のお仕事なくなるかも…」という危機感に襲われました。でも、もしかしたら時間が無くて描けない方や苦手な方ならきっとご依頼頂けるはず!と、思ってこの記事を書きたいと思います。

前置きが長くなりましたが…

写真を元に外観パースを描くとは?

和風
写真をトレースして仕上げた外観パース制作事例

この外観パースは、チラシや会社案内の一部に利用するための素材を作るために、頂いた外観写真をトレースして外構を書き加えて仕上げたのものです。本当は住宅街に建っている家でしたが、建物のカッコ良さを引き立てるために背景に添景を書き込みました。

写真でダイレクトに見せてしまうよりも、興味を引いてもらえるようにイメージパースで見せる方が効果的な場合もあります。

また、リフォームやリノベーション案件の場合、図面が手元にない場合もあるので、外装のイメージを作るのにもCADで図面を作成するところから始めるので時間的に結構厳しかったりします。また、具体的な仕様が決まっていなかったりすると、最初の手間はなるべくなくしたいところ。

外構工事のイメージ作成も同様に、外観も一緒に提案する際にはその分手間がかかります。まずは、ざっくりとしたイメージの提案をするためにラフのイメージパースを作成し、それで内容が固まったところで図面に起こすようにすれば、お客様にも負担をかけず、社内の作業効率もUPするのではないでしょうか。

外観写真をもとに外構パースを作成した事例

まず、用意するのは
◎トレーシングペーパー(A4)
◎シャープペン(もしくは水性ペン)
◎消しゴム(ペンタイプがあるとなお良し)

私が普段遣いしているトレーシングペーパーはこちら(製図用)↓(ダイソーなどの100円ショップのものでもOK)

まず、撮影した写真をA4用紙で出力し、トレペを重ねて上部をマスキングテープなどで仮留めしておきます。(ズレ防止)
私はトレペを使う時にはシャープペンを使います。シャープペンだと書き直しが利くこと、筆圧の違い線の太さの違いを作りやすいこと、コピーをするとペン仕上げのような黒線になること、があるので特にご要望が無い限りシャープペンです。
【注意】消しゴムで鉛筆の線を消すときは角面を利用してくださいね。消し後が伸びてしまうので、ほかの線を消したりにじませてしまう原因になるので気をつけて下さい。

トレーシングペーパーをコピーして、門袖壁にタイル張りの装飾などを施し、バリエーションがほしいとのことだったので、いくつか作成しました。
着色はコピックです。(水性マーカー)

外構の場合、外観まで含まれている方が、お客様のイメージも膨らみやすいので、商談の時間を短くすることができます。

コピック
コピックペン(水性マーカー)

CGパースを手描きでアレンジする

CGパースでよくあるお悩みのひとつに「CGパースを作ったけど、いかにもな仕上がりで味気ない…」ということがあります。CGパースもお使いのCADの種類やグレードによっては、簡易的にしか仕上げられないものがありますので、そうなるとお客様への提案時に「これで良い反応があるだろうか…」といったためらいがでたりします。

例えば、このような↓↓

CADは扱い慣れないと、添景やディテールの装飾などが難しいことも。

でも安心してください!
写真をトレースした要領で、CGパースもトレースしましょう!

以下はCGパースをトレースして手描きパースにしました。
トレースする場合は、建物の角度にこだわって元のCGを作成してくださいね!外観パースは見せる角度が大切です!!

トレースのご要望も何件か頂いたところで、外観パース作成のメニューにも新しく【外観パース(Light/ライト)】を設けましたので、もし描く時間がない、うまく描けない…という時にはお声掛けください。通常の外観パースよりも制作料金を抑えてあります。
制作料金はここをCLICK!

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