立面図を素敵に魅せるテクニック

立面図を手描きする

こんにちは!
住宅パース作成専門の「手描きパース工房」長谷川です。
さて今回は、立面図をまるで外観パースのように魅せる手法をご紹介します。

昔は(何年も前w)お客様へ図面の提案をするときには平面図と立面図だけで打ち合わせをする会社さんが多かったと思います。今はみなさんイメージパースも添えること多いと思うのですが、きれいなCGパースを立ち上げられるCADシステムの導入は結構お金がかかるので、図面と簡単なイメージだけ・・というところも少なくないと思います。

また、「時間がなくて…」や「人手が足りなくて…」などの理由で図面にあまり時間を掛けられない…といったこともあると思います。そんな時におすすめしたいのが、立面パースです。(命名:手描きパース工房)

立面図を華やかに魅せるコツ

時間がないときや、CGパースを作る手間を省くには立面図を使うのが一番です!
と言っても、決して目新しいものではないですね・・(^_^;)
昔からある手法ですが、外観パースをイチから書くよりも断然早いですし、見栄えもよくデキるので、コスパ最強だと思っています。特に、ファサード(玄関周り)が特徴的な外観は「映え」ます。

手描き立面図の制作事例

こちらは、チラシやパンフレット用に作成したものなので、建物部分も手描きしていますが、CADで出力した立面図(寸法線がないもの)に直接書き込んで下さい。建物だけをカラフルにするのではなく、添景(植物や車)もドドンと豪華に入れることでより華やかな印象になります。
立面図なのに、外観パース並の迫力も出せます。

外観パースは立体的に見せることができるのがポイントですが、プランが変わるごとに作り変えるのは結構大変だったりします。でも、立面図なら毎回必ず平面図と一緒に提出するものですので、サクッと装飾すれば素敵に魅せることができます。このような感じで装飾されて提案されたら結構ぐっと来ると思うんですけれど・・いかがでしょうか。

パースのように立体的に魅せるためのポイント

矢印の部分のように、影ができる部分に影を書き込むことが立体的に見せるポイントです。 屋根でできる影、壁の凹凸部分、窓など。ただ、平面的に塗り仕上げてしまうと本当のイラストやマンガのようになってしまうので、陰影をつけることを忘れずにしてください。

手描き立面図のポイント

それから、地面と接する部分にも影を付けておきます。

手描き立面パースのポイント

外構デザインも迷わず入れてみましょう!
着色の時には草花に赤やオレンジなど鮮やかな色を加えてアクセントを。

こんなに豪華に装飾した立面図…こっちのほうが無理でしょ!という声も聞こえてきそうですが、添景はすべて平面的な書き込みでしかありませんので、慣れれば意外と簡単です。普段図面に触れる機会のない事務員さんにも書けると思います。
最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、イラストやマンガと同じ、と捉えればちょっと気持ちが楽になるかもしれません。

最初は少ない書き込みでOKなんです。初回からゴージャスを求めてはいけません、なんでもステップが必要です。着色も、上図は水性マーカー(コピック)を使っていますが、色鉛筆でも良いと思います。そのほうがはみ出したり色を間違えたとしても消せるので楽です。
少なからず、下図のようなイメージパースよりは、添景の書き込みがある立面図のほうが何倍も見栄えがすると思います!

味気ないCG立面パース

もちろん、複雑な形状で立体的なパースの方がわかりやすい、という時にはパースがいいと思います。図面やデザインにもよるところなので、プランニングに合った提案を検討してください。手描きパース工房のHP内、「住宅パース制作事例」でももう少しご紹介していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。


現場見学会の開催告知や住宅営業ツールに

せっかく作成した立面パース、役割を終えてしまったものをそのままにしておくのはもったいないので、自社の営業ツールに添えるのもありです!例えば、ニュースレターやハガキ、パンフレット等に添えるなど。下図はパースですが、立面図でも魅力的です。

ニュースレターのイベント告知

この他、パースの使い方については、こちら(作成したパースの活用方法)をご覧ください。ほかにもいろいろご紹介しています。

最後に
住宅パースの書き方や見せ方の種類はたくさんありますが、ひとつの手法としてぜひ一度試してみて下さい。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

関連項目
制作事例(手描きパース・手描き平面図・立面図、チラシ等の事例をご紹介)

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