CADで作成した平面図を手書き平面図に変えるだけで、家づくりへのワクワク感・ドキドキ感を与え、完成までの期待感を高めてくれます。イラストタッチで色付けされた平面図は、やわらかな印象を与えてくれるので、特に女性へのアプローチには有効だと思います。
初回提案のプレゼンテーションや、見学会チラシなどに間取りを載せる際には、ぜひ手書きの平面図を試してみてはいかがでしょうか。
手書き平面図で素敵に
▲上図は以前制作のご依頼を頂いた際に作成した見本です。(間取りは定規を使い、ややシャープな印象に)
外構や駐車場に車のある様子を書き込むだけで、実際の暮らしのイメージがつきやすくなります。
また、陰影をつけることで少し立体的にも見えるので、着色の際には影を意識して塗ってみてください。
▼下図は、上図よりもラフな感じで仕上げた手書き平面図の見本です。
部屋名の文字は、手書き風のフォントを使い全体的に可愛らしい雰囲気に仕上げています。 線のタッチは全部フリーハンドです。
平面図を立体的に見せるアイソメ図に
こちらは、平面図を立体的に見せた、アイソメ図にしてより分かりやすく提案することができます。
下図は▼初回提案プレゼン用にと作成したアイソメ図です。間取りに対するコンセプトやポイントなどを盛り込んで、楽しげに魅せることができ、また立体的にすることでイメージが湧きやすくなります。
チラシやパンフレット、HPにも使えます。
手書き平面図をプレゼンに使う場合は、部分的な手書きスケッチを添えるとよりわかりやすくなり、お客様にとって親切です。
手書きのスケッチパースを添える
こういったスケッチは、特別上図である必要はないと思っています。
この仕事をしている私が言うことではないのですが・・笑
要は“伝わるかどうか”、というところが大切だと思っています。
↑↑下手でゴメンナサイm(_ _)m
別な角度から見せたスケッチ。
初回のプレゼンは、提案する側からしてもとても緊張しますよね。
お客様の要望を盛り込めているかどうか、インテリアのテイストは好みに合っているか、動線を使いやすいと感じてもらえるか・・・とにかく、いろんな思いがあるのでドキドキです。
提案されるお客様側もドキドキです。
ワクワク感のほうが大きいかもしれませんね。
対面しての提案は平面図を見ながらあれこれと説明できるので、その場ではたくさんのことを伝えることができますが、お客様が家に持ち帰って家で見直そうとするとだいたい忘れてしまっています。
お客様がメモを取ることは少ないので、殆どの方が説明されたことの殆どを忘れてしまったり、ぼんやりした記憶しかない…あれ?なんて言っていたっけ?といった具合になるのです…。その場では熱心に聞いて頂けているんですがね。時間が経つと薄れてしまうのは仕方がありません。
ですから、家で図面を見た時に自分たちの代わりに手書きパースや平面図がお客様に説明してくれるように、見やすくしておくことが必要だと思います。
提案する側からしたら、全部の項目を細かく書いておきたい気もするのですが、それは返って見づらくなてしまうので・・適度なボリュームで書き込みやスケッチを入れて仕上げておくと良いです。
見やすくなるし、思い返しやすくなるのはもちろんですが、そこに込めた家づくりへの想いや熱量も伝わるはずです!!
お客様へのアピールにもなること間違いなしです。
平面図を手書きするときのコツ
手書きの平面図って、だいたいどうやって書くの??
という疑問が湧くと思うのですが、仕組みとしては単純です。
CADで作成した平面図にトレーシングペーパーを載せて、ペンやシャープペンでなぞって書いていきます。
取り掛かる前に、図面上に家具や雑貨、照明器具、観葉植物などを仮に書いておくことで、清書するときに迷うことなく作図できるので楽です。
しかし、このフリーハンドで書くということがネックだったりするんですよね。
慣れないと結構難しいです。
持論ですが、字がきれいな方は、添景を書いたりパースを書くのが上手です。
これまで身近な数名での実証なので、かなり怪しい持論ですが・・笑
でも、当たらずも遠からずです。
おそらく、線が安定しているからなのだと思います。
ぜひ、試してみて下さい。
キレイなが字が書ければ、きっと絵も上手なはずです。
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